郷黨第十 241-262

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241 孔子(こうし)郷党(きょうとう)(おい)て、(じゅん)(じゅん)(じょ)たり。()うこと(あた)わざる(もの)()たり。()(そう)(びょう)朝廷(ちょうてい)(いま)すや、便便(べんべん)として()い、(ただ)(つつし)めるのみ。
242 (ちょう)にて下大夫(かたいふ)()えば、侃侃(かんかん)(じょ)たり。上大夫(じょうたいふ)()えば、ァァ(ぎんぎん)(じょ)たり。(きみ)(いま)せば、踧踖(しゅくせき)(じょ)たり。與與(よよ)(じょ)たり。
243 (きみ)()して(ひん)たらしむれば、(いろ)勃如(ぼつじょ)たり。(あし)(かく)(じょ)たり。(とも)()(ところ)(ゆう)すれば、()()左右(さゆう)にす。(ころも)前後(ぜんご)(せん)(じょ)たり。(はし)(すす)むには翼如(よくじょ)たり。(ひん)退(しりぞ)けば(かなら)復命(ふくめい)して(のたま)わく、(ひん)(かえり)みずと。
244 公門(こうもん)()るに、鞠躬(きっきゅう)(じょ)たり。()れられざるが(ごと)くす。()つに(もん)(ちゅう)せず。()くに(しきい)()まず。(くらい)()ぐれば(いろ)勃如(ぼつじょ)たり、(あし)(かく)(じょ)たり。()()うこと()らざる(もの)()たり。(もすそ)(かか)げて(どう)(のぼ)るに、鞠躬如(きっきゅうじょ)たり。()(おさ)めて(いき)せざる(もの)()たり。(いで)一等(いっとう)(くだ)れば、顔色(がんしょく)(はな)って、怡怡(いい)(じょ)たり。(かい)(つく)せば、(はし)(すす)むこと、翼如(よくじょ)たり。()(くらい)(かえ)れば、踧踖(しゅくせき)(じょ)たり。
245 (けい)()れば、鞠躬(きっきゅう)(じょ)たり。()えざるが(ごと)し。()ぐることは(ゆう)するが(ごと)く、(くだ)すことは(さず)くるが(ごと)く、勃如(ぼつじょ)として(おのの)(いろ)あり。(あし)蹜蹜(しゅくしゅく)(じょ)として(したが)うこと()り。享礼(きょうれい)には容色(ようしょく)有り()私覿(してき)には愉愉(ゆゆ)(じょ)たり。
246 君子(くんし)(かん)(しゅう)(もっ)(かざ)らず。(こう)()(もっ)褻服(せっぷく)()さず。(しょ)(あた)りて(ひとえ)絺綌(ちげき)し、(かなら)(ひょう)して()ず。()()には羔裘(こうきゅう)()()には麑裘(げいきゅう)黄衣(こうい)には狐裘(こきゅう)褻裘(せっきゅう)(なが)く、(みぎ)(たもと)(みじか)くす。(かなら)(しん)()()り、(たけ)一身(いっしん)有半(ゆうはん)()(かく)(あつ)(もっ)()る。()(のぞ)いては()びざる(ところ)()し。()(しょう)(あら)ざれば、(かなら)(これ)(さい)す。羔裘(こうきゅう)(げん)(かん)しては(もっ)(ちょう)せず。(きち)(げつ)には、(かなら)(ちょう)(ふく)して(ちょう)す。(ものいみ)すれば(かなら)(めい)()()り、(ぬの)なり。
247 (ものいみ)すれば(かなら)(しょく)(へん)じ、(きょ)(かなら)()(うつ)す。()(しらげ)(いと)わず、(なます)(ほそ)きを(いと)わず。()()して(あい)せると、(うお)(あざ)れて(にく)(やぶ)れたるは(くら)わず。(いろ)()しきは(くら)わず。(におい)()しきは(くら)わず。(じん)(うしな)えるは(くら)わず。(とき)ならざるは(くら)わず。(きりめ)(ただ)しからざれば(くら)わず。()(しょう)()ざれば(くら)わず。(にく)(おお)しと(いえど)も、()()()たしめず。(ただ)(さけ)(りょう)()(らん)(およ)ばず。()(ざけ)()(ほしにく)(くら)わず。(はじかみ)()てずして(くら)う。(おお)くは(くら)わず。(こう)(まつ)れば(にく)宿(とど)めず。(まつり)(にく)三日(みっか)(いだ)さず。三日(みっか)()ずれば、(これ)(くら)わず。(くら)うには(かた)らず、(いぬ)るには()わず。疏食(そし)菜羮(さいこう)(うり)(いえど)も、(まつ)れば(かなら)(さい)(じょ)たり。
248 (せき)(ただ)しからざれば、()せず。
249 郷人(きょうじん)飲酒(いんしゅ)には、杖者(じょうしゃ)()ずれば、(ここ)()ず。郷人(きょうじん)(おにやらい)には、朝服(ちょうふく)して()(かい)()つ。
250 (ひと)他邦(たほう)()わしむるときは、再拝(さいはい)して(これ)(おく)る。
251 康子(こうし)(くすり)(おく)る。(はい)して(これ)()く。(のたま)わく、(きゅう)(いま)(たっ)せず、(あえ)()めず。
252 (うまや)()けたり。()(ちょう)より退(しりぞ)いて(のたま)わく、(ひと)(そこな)いたりやと。(うま)()わざりき。
253 (きみ)()(たま)えば、(かなら)(せき)(ただ)して()(これ)()む。(きみ)(なまぐさ)(たま)えば、(かなら)(じゅく)して(これ)(すす)む。(きみ)()けるを(たま)えば、(かなら)(これ)()う。
254 (きみ)侍食(じしょく)するに、(きみ)(まつ)れば()(はん)す。
255 ()めるとき、(きみ)(これ)()れば、東首(とうしゅ)して、朝服(ちょうふく)(くわ)え、(しん)()く。
256 (きみ)(めい)じて()せば、()()たずして()く。
257 八佾第三、55章重出
258 朋友(ほうゆう)()して(かえ)(ところ)()し。(のたま)わく、(われ)(おい)(ひん)せよ。朋友(ほうゆう)(おくりもの)は、車馬(しゃば)(いえど)も、(まつ)りの(にく)(あら)ざれば(はい)せず。
259 ()ぬるに()せず。()るに(かたち)づくらず。
260 ()()(さい)(もの)()ては、()れたりと(いえど)(かなら)(へん)ず。冕者(べんしゃ)()(しゃ)とを()ては、(せつ)(いえど)(かなら)(かたち)(もっ)てす。凶服(きょうふく)(もの)には(これ)(しょく)す。負版(ふはん)(もの)(しょく)す。盛饌(せいせん)()れば、(かなら)(いろ)(へん)じて()つ。迅雷(じんらい)風烈(ふうれつ)には、(かなら)(へん)ず。
261 (くるま)(のぼ)りては(かなら)(ただ)しく()ちて(すい)()る。(くるま)(なか)にては、内顧(ないこ)せず、(しつ)(げん)せず、親指(しんし)せず。
262 (いろ)みて(ここ)(あが)り、(かけ)りて(しこう)して(のち)(とど)まる。(のたま)わく、(さん)(りょう)()()(とき)なるかな、(とき)なるかな。()()(これ)(きょう)す。()たび()ぎて()つ。

 

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