衛靈公第十五 408

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〔原文〕
子曰、君子疾没世而名不稱焉

〔読み下し〕
()(のたま)わく、君子(くんし)()()えて()(しょう)せられざるを(にく)む。

〔通釈〕
孔子云う、「君子たる者は、生きているうちはともかく、死んでから少しも名が立たないことを嫌うものだ」と。

〔解説〕
「君子は世を没(お)えて」を、「世を没するまで」と読み下せば、「君子は死ぬ迄に名が立たないことを嫌うものだ」となる。こう釈(しゃく)するのが一般的ですが、「人の己を知らざるを病(うれ)えず!」と常々弟子達に語っている孔子が、「生きているうちに名声を博さなければ意味がないぞ!」などとは云わんでしょう。これが孔子の本音で、「人の己を知らざるを病えず」というのは建前、孔子の痩せ我慢!という人もいるけれど、孔子はそんなヤサ男じゃないよ。

我々凡人ならいざ知らず、君子ともなれば、「果たすべき使命を果たしたら、あとは後世の評価に委ねる」とするのが、出来た人物の生き様でしょう。「棺を蓋(おお)いて事定まる(棺桶の蓋がしまってから、その人物の真の評価が定まる)」の通り、古代中国では生前の功績を称えて諡号(しごう・諡(おくりな))が与えられる仕来たりがあった。

つまり、生前の名誉よりも死後の名誉が重んじられた訳です。ですから孔子は、「生きているうちはともかく、死んでから、一角(ひとかど)の人物であったと云われるような人間になれよ!四十九日過ぎたら、そういえば、そんな人いたっけなあ?となったら情けないぞ!」という気持ちで弟子達に語ったのではないかと思います。

〔子供論語 意訳〕
孔子(こうし)(さま)がおっしゃった、「君達(きみたち)将来(しょうらい)どんな(みち)(すす)もうとも、その世界(せかい)一目(いちもく)()かれるような人物(じんぶつ)になりなさい。そういえば、そんな(ひと)いたっけなあ?と(おも)われるようでは(なさ)けないぞ!」と。

〔親御さんへ〕
死んで百年以上経ってから、広く名が知られるようになった人で代表的な人物は誰か?と云えば、やはり坂本龍馬でしょうか? 吉田松陰・高杉晋作・久坂玄瑞・中岡慎太郎・・・、皆三十前後で亡くなっているねえ、幕末の志士達は。この人達は、日本近代化の露払い役の使命を担って出て来たんじゃないでしょうかね?斬られて死ぬ覚悟で。

この人達がいなかったら、この人達が暴れてくれなかったら、近代日本の夜は明けず、明治の富国強兵も殖産興業も成らなかったでしょうし、欧米列強の植民地になっていたのではないでしょうか?藩の名誉や自分の名誉を超えた、国家レベルの時代の使命に殉じたんですね。見事なものですね!世界がグローバル化し、一国の政策が全世界に影響を及ぼすようになった今日、国家の垣根を超えた地球レベルの時代の使命を担う人材が求められているのではないでしょうか?現代は。

現在(200710月時点)0才〜10才迄の子供の中に、そういう使命を帯びた魂達が大量にこの国に生まれているような気がします。キネシオロジーテストで調べてみるとYes!と出ますから、ほぼ間違いないでしょう。20年以内にこの子達が、地球レベルで世界大改革の烽火(のろし)を挙げると思う^から、それ迄に大人達はその下地を作っておいてやらないといかんね。

必ずやるよこの子達は。死ぬ覚悟で出て来ているんだから。現在0才〜10才の子を持つ親達は、ボーッとしてたらいかん!目を覚ましていなさい!!あなたの子がその天使(菩薩)かも知れないのだから。チンケな人間に育ててはならない!ダイナミックな人物に育てなさい!!

この世代の孫をお持ちのオジイチャン・オバアチャンは、しっかり見守ってやって下さい。経済面でバックアップしてあげて下さい。どうせお金はあの世に持って帰れんのだから、生きているうちに有効に使いなさい!この孫達の為に!!閻魔帳に金文字で名前を記してくれるよう、閻魔様によ〜く頼んでおきます。せめて死んでから、一角の人物であった!と云われるような人間になりなさい。
 

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