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原文
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曾子曰、君子以文會友、以友輔仁。
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〔 読み下し 〕 |
曽子曰わく、君子は文を以て友を会し、友を以て仁を輔く。
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〔 通釈 〕 |
曽子云う、「君子は学問を通じて交友を結び、交友を通じて互いに人格を高め合うものである」と。
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〔 解説 〕 |
交友関係にも、飲み仲間・釣り仲間・ゴルフ仲間・趣味仲間・仕事仲間・メール仲間等々いろんなものがありますが、当会はどれに当てはまりますかねえ?仕事仲間でもあり、趣味仲間でもあり、飲み仲間でもありしたものが、いつの間にか孔子教学(儒学)という学問に収斂して来た所を見ると、勉強仲間と云った方が良いですかね?
とすれば、交友を通じて人格を高め合う・徳を磨き合うのが本筋なのだが…、大丈夫かね?
こんなに酒ばかり飲んでいて!?弟子は師に似るものだというから、まあしょうがないか?師が師だからね。
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〔 子供論語 意訳 〕 |
曽先生が云った、「クラスメートとは、教えたり教わったりしながら人格を磨き合いなさい」と。
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〔 親御さんへ 〕 |
先日の文部省の発表でびっくり仰天したのが、小学5年から英語を必修科目にするというものでした。理由は、「小さいうちから国際感覚を身につけさせる為」だとか。ウソだろう?
英語の語学力と国際感覚の有る無しには何の相関関係もないではないか!そんなことより国語をもっと学ばせろ!と思った方がかなりおられたのではないでしょうか。
英語学の世界的権威・渡部昇一先生は、英語が分かることと国際感覚を養うことは、全く別次元のことだ! と述べておられ、国語がしっかりできていない者は、英文学をやろうがフランス文学をやろうがドイツ文学をやろうが、モノにならない、と語っておられる。「初めに言(ことば)ありき」というように、人間の人格形成は母語によって成されるものです。
日本人であれば日本語が母語ですから、正しい母語をマスターさせることが小学校のレーゾンデートルでしょう。国際感覚を養う為に英語が必須と云うのなら、英語が母語のイギリス人やアメリカ人はみんな国際感覚が豊かなのかね!?
英語を公用語としているフィリピン人やシンガポール人は、皆国際感覚豊かかね!?そんなことはないでしょう!国際感覚に最も鈍感なのは、英語を母語とするアメリカ人なんじゃないの!?
日本人で英会話のできる人は掃いて捨てる程いるけれど、英国史も米国史も世界史も知らなかったら、どうやって国際感覚を身につけるんですか?
どの民族も昨日今日出来た訳ではないというのに。国際感覚を養うというのは、それぞれの民族・国家を形成せしめている歴史と伝統文化を、自国のそれと引き比べてみて、価値観や様式の相似と相異を知ることが基本でしょう。
文部省が戦後やったことは、学校給食を除いて、殆ど失敗しているんじゃないのかね? ゆとり教育の失敗に続いて、又失敗をやらかすつもりかね!?
日本の子供達をダメにしょうとしているんじゃないの!!
文部省は本当に一度解体した方がいい。バカと悪党の巣窟だよ
ここは。文部省関係の方でもしこのHPをご覧になっている方がおられたら、どうかご意見をお寄せ下さい、お待ちしています。
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