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原文
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作成日 2005年(平成17年)10月から12月 |
南容三復白圭。孔子以其兄之子妻之。
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〔 読み下し 〕 |
南容、白圭を三復す。孔子、其の兄の子を以て之に妻す。
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〔 通釈 〕 |
門人南容は、詩経大雅抑篇の『白き圭(たま)の欠けたるは尚磨くべきなり。斯の言の欠けたるは為すべからざるなり。(白圭の美玉は、もし欠けたとしても磨けば元通りになるが、人の失言は一度口から出たら取り返しがつかない)』という句を何度も口ずさんでいた。孔子はこれを見て、この様に言葉を慎む人物なら間違いはあるまいと見込んで、兄の娘を嫁がせた。
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〔 解説 〕 |
公冶長第五94章に関連文章がありますので、詳しくはその解説をご覧下さい。
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〔 子供論語 意訳 〕 |
弟子の南容は、「美しい玉は欠けても磨けば元通りになるが、人の失言は一度口から出たら取り返しがつかない」という詩が好きで、日に何度も口ずさんでいた。これを見た孔子様は、「言葉を慎重に選ぶ心がけは立派なことだ」とおっしゃって、兄の娘さんと結婚させた。
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〔 親御さんへ 〕 |
関連文章が公冶長第五94章にありますので、詳しくはその解説及び〔親御さんへ〕をご覧下さい。
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