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〔原文〕
子夏日、君子有三變。望之儼然。即之也温。聽其言也厲。
〔読み下し〕
子夏曰わく、君子に三変有り。之を望めば儼然たり。之に即けば温なり。其の言を聴けば厲し。
〔新論語 通釈〕
子夏云う、「君子が人に与える印象には、三つの際立った特徴がある。遠くから見ると威厳があって近寄り難いが、近くで接するとほのぼのとした温かさがあり、その言葉を聴けば厳粛で犯し難いものがある」と。
〔解説〕
述而第七186章に、「子、温にして厲し、威にして猛からず、恭にして安し」とありますが、子夏は孔子のこの印象を君子の理想の姿と考えて発奮興起したのでしょう。
世の中面白いもので、これと全く逆のことをやって君子然としている人に出くわすことがあります。傍目から見ると誠に如才なく、気さくで、話しが分かるように見えるのだけれど、近くで接してみると、気難しく、独り善がりで、算盤ずく、所謂見掛け倒しという人もおりますね。
木で鼻を括ったような素っ気無いのもいただけないけれど、思わせ振りの見掛け倒しはもっといただけないね。素っ気無いのは初めから期待を抱かせない分、ガッカリさせられることはないけれども、見掛け倒しは期待を抱かせるから、後でガッカリさせられる。
ただ、期待する方と期待させる方とどっちが悪いか?と云えば、それは期待する方が悪いに決まっている。相手は約束した訳ではないし、騙した訳でもない。見掛け倒しなど掃いて捨てる程いるのに、それを見抜けなかった自分が悪いのだから。
毎月三冊の読書課題を挙げておりますが、時々「どうして○○さんの本が挙がらないのか?」とベストセラー作家や著名人の名前を挙げて文句を云って来る方がおられますので、「基本的にログ375未満のものは挙げない。作家のIHや、尼僧のSJや、講演屋のKSや、経営コンサルタントのFYのものが無いのはそのせいだ。
そんなもの読んで、時間と金が勿体無いだろう?キネシオロジーテストのやり方は教えたのだから、自分で測ってみたらいい。精神論や人生論、人間学や人物論、宗教や哲学・思想に関するものなら最低でもログ450以上、できれば500以上のものを選んで読みなさい。実務書や趣味本ならログ350以上あればいいが、それ以外のものはなるべく500以上のものを選んで読むようにしたら良い。
ところで『ガイアの祈り』は何回読んだの?10回以上読め!といっておいた筈だが」と云うと、「まだ買ってません‥‥」と来た。何を読み何を読まぬかは確かに本人の自由だけれど、「学真行道(真理を学び道を行ずる)」を基本理念とする当会の会員ならば、必読書として赤丸のついたものくらいは必ず読んで欲しいね。
デビッド・ホーキンズの「パワーかフォースか」だってそうでしょう?あれだけ読め!読め!と耳にタコができるほど云われてきたのに、未だに読んでいない人もいる。だからログの話しになると途端に表情が変って、困惑した顔付きになる。本人は分かったような顔をしているつもりでも、お見通しなんです、読んでないってことは。
何故って、「○○さんは、パワーかフォースかを読んでいる!」とオーリングテストをやれば、Yes
or Noは一発で分かるからね。云わないだけなんです「君、読んでないだろう!」とは、恥をかかせたくないから。
ログ800を打つ猛烈に意識レベルの高い科学系の本ですから、一回や二回読んだだけでは中々分からないんですよ。私は、五回以上読んでやっと「そういうことか!」と理解することができました。ただ、勘違いして欲しくないのは、IHやSJやKSやFYの本は良くないから読んではいけない!と云っているのではないのです。ログ310以下の人にとっては良書なんです。
しかし、当会会員の集合意識レベルはログ480を超えていますから、もうそれらの著作のレベルはとっくに卒業した人達の集まりなのであって、あなた達が目指すのは下ではなくて上、ログ500以上なんですよ!ここを間違ってはいけません!! 読みたければ何を読んでもいいが、毎月の読書課題を読んでからにしなさい。アセンション(次元上昇・シフトアップ)の大事な大事な時を前にして、三次元密度の世界でしか通用しない所説に感心している暇などないんです。
いいですか!?今世の一転生は、あなたがこの星で養われてからの過去幾百幾千の転生とは訳が違うんですよ。今世がダメなら来世がある!という訳には行かんのですよ!この星に住めなくなるんですよ!今度ばかりは!!
過去世がどうであれ今世頑張れば、一発大逆転もあり、怠ければ一発大転落もあるんです。人間存在の実相は腑に落ちたのかね?
宇宙創成の真相は分かったのかね? この宇宙はすべて神の愛(仁)の顕現なんだよ。
あなたも私も動物も植物も鉱物も、みな神の愛の化身なんだよ。愛は、観念でも言葉の遊戯でもない、万生万物の創造原理、すべてを創り出す根本エネルギーなんです。もういい加減分かって下さい。時間がありません。
〔子供論語 意訳〕
子夏が、「立派な人に共通する特徴が三つある。一は遠くから見るとこわそうで近寄りがたい。二は近くで接するとほのぼのと温かい人柄が伝わって来る。三はいいかげんな意見には決して妥協しない」と云った。
〔親御さんへ〕
これなどは、子夏流の「人物鑑識法」と考えて良いのではないでしょうか。人間の思いは一種の波動エネルギーですから、イライラした人からはイライラした波動が伝わって来るし、カリカリした人からはカリカリした波動が伝わって来るし、オロオロした人からはオロオロした波動が伝わって来る。ホノボノとした人からはホノボノとした波動が伝わって来るし、ウキウキした人からはウキウキした波動が伝わって来るし、ワクワクした人からはワクワクした波動が伝わって来る。
オーラとか雰囲気もそうですね、ネガティブ思考の人は煤けたようなくすんだようなオーラを発しているし、ポジティブ思考の人は明るくキラキラしたオーラを発している。「後光が差す」といいますが、本当に偉大な人になると、頭の周りに60cmくらいの金色の輪が光っているように見えることがある。
仏教芸術でもキリスト教芸術でも、聖人の頭や背中の周りには、必ず光輪(光背)が描かれておりますが、後光(オーラ)は洋の東西を問わない象徴(シンボル)なのでしょう。それから声もそうですね、マイナス発想の人はくぐもった声で話すし、プラス発想の人は凛とした声で話す。
冷淡で、ネガティブ思考で、マイナス発想の人が、ほのぼのとして、キラキラと輝き、凛とした声で語るなどという姿は、見たことも聞いたこともありません。子夏は案外こういうことに敏感だったのかも知れません。
しかしこの当時は、波動やオーラなどという抽象的な概念も言葉もありませんから、表現のしようがない。そこで「儼・げん」・「温・おん」・「厲・れい」という主観的な言葉を借りて来て、微妙なニュアンスを伝えようとしたのではないでしょうか? 厲・レイは常用漢字にはありませんが、とぐ・はげむ・といし・はげしいの意です。
冷淡で、ネガティブ思考で、マイナス発想の人は、自分では気付かなくても、寒々として、くすんで見え、くぐもった声で話しています。周りはみんな気付いているんです、云わないだけで。「ほのぼのとして、何となくユーモラスで、どこか懐かしい感じがして、いつまでも無邪気な遊び心を失わず、ウキウキワクワクして生きましょう!」。
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