〔原文〕
子曰、君子恥其言之過其行。
〔読み下し〕
子日わく、君子は其の言の其の行に過ぐるを恥ず。
〔通釈〕
孔子云う「君子は自分の発言が実際の行ないより大げさになることを恥じるものだ」と。
〔解説〕
この文章の後に、363章「其の言を之れはじざれば、則ち之を為すや難し」と持って来ると、一層意味が鮮明になります。曰く、「君子はその言の其の行ないに過ぐるを恥ず。其の言を之れはじざれば、則ち之を為すや難し」と。これは胆に銘じておきたい言葉です。
〔子供論語 意訳〕
孔子様がおっしゃった、「君達は、実行が伴わないのに、口先だけかっこいいことをいってはいけません!いうなら、ちゃんと実行してからいいなさい!」と。
〔親御さんへ〕
孫がこの4月で小学6年生になりました。小2の時から始めた「子供論語」も、もう四年経った訳ですが、まだ四分の一残っている。孫が小学校を卒業する来年(H
2 0 年)3月迄に、何とか全編終わらせたいと思っているのですが、来年3月迄あと
9回の講義で、残りの139章をこなせるかどうか・・・。139章÷9回=一回15章、ちょっときついかな?因みに、この章の意味が分かるか?と問いましたら、「分かるよジッタン!わたしバカじゃないんだから!!」と言っておりましたから、小6位になるとこの程度のことは分かっているようです。分かっていないのは、むしろ親の方かもね。
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