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原文
〕 作成日 2003年(平成15年)7月から
10月 |
子曰、關雎樂而不淫、哀而不傷。
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〔 読み下し 〕 |
子曰わく、關雎は楽しみて淫せず、哀しみて傷らず。
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〔 通釈 〕 |
孔子云う「詩経の關雎の歌は、浮き浮きとして楽しいが取り乱す程ではなく、哀愁を帯びているが心を傷(いた)める程でもない、誠に調和のとれた好い歌である」と。
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〔 解説 〕 |
關雎とは、詩経・周南冒頭の詩。『關關(かんかん)たる雎鳩(しょきゅう)は河の州(す)に在り。窈窕(ようちょう)たる淑女は君子の好逑(こうきゅう)』、「カンカンと鳴くみさご鳥は黄河の中州に。嫋(たおやか)な乙女は君子の好き妻に」という意味で、結婚する男女を祝福して歌ったもの。
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〔 子供論語 意訳 〕 |
孔子様がおしゃった、「昔の詩に關雎という歌があるが、ドキドキワクワクする中にもホノボノとしたところがあって好い歌だね」と。
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〔 親御さんへ 〕 |
鶚(みさご)という鳥を知りませんでしたので調べてみましたら、「鷹(たか)目鷹科・大きさはほぼ鳶に同じ・頭と下面は白色・海浜に棲み、海上を飛翔し、急降下して魚類を捕える。
北半球に広く分布し、日本でも繁殖・別名魚鷹(うおたか)・洲鳥(すどり)」とありました。番鳥(つがいどり)かどうかは載っておりませんでしたが、歌のニュアンスからすると、恐らく番鳥(つがい)で一生過ごすのでしょう。
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