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原文
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作成日 2003年(平成15年)7月から
10月 |
三家者以雍徹。子曰、相維辟公、天子穆穆。奚取於三家之堂。
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〔 読み下し 〕 |
三家者、雍を以て徹す。子曰わく、相くるは維れ辟公、天子穆穆たりと。奚ぞ三家の堂に取らん。
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〔 通釈 〕 |
御三家が、自家の祭礼で天子の音楽である雍を歌わせてしめくくった。これに対して孔子は、「雍の詩に、祭を助けるのは天下の諸侯、天子は奥床しく控えておられる。とあるが、雍は天子の祭だけに歌われるものである筈なのに、御三家は一体何様のつもりになっているのだろうか!?」と云った。
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〔 解説 〕 |
孔子は三桓(御三家)の横暴を心底苦々しく思っていたようで、大司冦(法務大臣)になった際に、御三家の取り潰しを図りますが、失敗しております。
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〔 子供論語 意訳 〕 |
家老の御三家が、ご先祖様の法事の際に、王様の歌である雍という音楽でしめくくった。これに対して孔子様は、「雍の音楽は王様だけに許されるものなのに、どこまでうぬぼれたら気が済むのだろうか?」とおっしゃった。
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〔 親御さんへ 〕 |
雍の詩は現存する詩経の中に収められておりますから、興味のある方は周頌(しゅうしょう)をご覧になって下さい。
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